LRT自衛隊ラッピング完成披露会

宇都宮市にある宇都宮ライトレール株式会社 ライトライン車両基地に於いて「LRT自衛隊ラッピング完成披露会」を開催

 自衛官の採用難が一段と深刻化している。少子化を背景とした現象もあるが、この度自衛隊栃木地方協力本部(本部長 松田1等陸佐)は、10月22日(水)宇都宮市にある宇都宮ライトレール株式会社 ライトライン車両基地(宇都宮市下平出町3110)に於いて「LRT自衛隊ラッピング完成披露会」を開催した。2023年8月26日、芳賀・宇都宮LRT(ライトライン)は開業した。
 全国的に注目度が高く、人口減少や少子高齢化社会が進行していく中で、都市と市街地を結ぶ将来の都市構造として、全国に先駆けて「ネットワーク型コンパクトシティ」が宇都宮市に生まれた。地域に愛される「ライトライン(LRT)」に自衛隊栃木地方協力本部にて、初めての次世代型路面電車に自衛隊をイメージしたラッピング広告を実施した。コンセプトは「自衛官の“やりがい”や“魅力”を幅広い世代の地域の方々に知ってもらうこと」を目的としている。自衛隊ラッピング電車完成披露会は、主催者代表 自衛隊栃木地方協力本部 松田本部長様よりご挨拶を頂戴し始まった。
 “皆様こんにちは。自衛隊栃木地方協力本部長の松田です。
 本日は、防衛協会会長青木様、宇都宮大学学長池田様、栃木県知事代理山口様、宇都宮市長代理矢野様、芳賀町長代理窪田様、関係協力団体の皆様、ご来賓のご臨席の下、華々しくLRTラッピング披露会を開催できることを栃木地方協力本部を代表しまして、厚く御礼申し上げます。
 また、宇都宮と芳賀町の沿線地域の方のみならず、県内外から注目され地域の発展に貢献されているLRTの運行に、自衛隊のラッピング広告という形で参加する機会を得たことを光栄に思っています。
 御覧の通り、緑色のA車は陸上自衛隊、紺色のC車(中間車両)は海上自衛隊、青色のB車は航空自衛隊で、それぞれ働く隊員を紹介し、自衛隊の職種や職域の多様性を表現しています。
 反対側はそれぞれの自衛隊の働く現場、充実感、誇りをイメージしたデザインとなっています。
 昨年より、本企画の実現にあたりご尽力いただいた宇都宮ライトレール株式会社様、株式会社キョウエイアドインターナショナル様、関係市職員の皆様に重ねて御礼申し上げます。
 明日23日16時10分から、この『自衛隊号』は宇都宮駅を出発します。
 約半年の間、芳賀町と宇都宮市を結んで走るLRT自衛隊ラッピングを通じて、東部方面隊をはじめ宇都宮駐屯地、北宇都宮駐屯地所在部隊、自衛隊、自衛官も、地域の皆様にとって、LRTのように頼りになる魅力ある存在であり続けることを祈念して、挨拶とさせていただきます。
 引き続き、自衛隊号LRT、自衛隊の応援をお願いし上げます。”
 続いて司会者よりご来賓の方々の紹介があり、東部方面総監 陸将 上田 和幹様代理 東部方面総監部人事部募集課長 1等陸佐 大木 茂様、東部方面特科連隊第2大隊長兼ねて宇都宮駐屯地司令 2等陸佐 横田 拓也様、航空学校宇都宮分校長兼ねて北宇都宮駐屯地司令 1等陸佐 古賀 幹徳様、北関東防衛局宇都宮防衛事務所長 1等空佐 浅野 哲生様、中央即応連隊長 1等陸佐 後藤 仁志様、栃木県防衛協会会長 青木 勲様、栃木県知事 福田 富一様代理 山口 弘美様、宇都宮市長 佐藤 栄一様代理 矢野 公久様、協力企業、関係協力団体の皆様を含め紹介された。引き続き、LRT自衛隊ラッピング車両前に移動し、「テープカット・ラッパ吹奏」「記念撮影」と進んだ。車両見学では、栃木地本公式キャラクター「りく」君を中心に思い思いに記念写真を撮り、散会となった。自衛隊栃木地方協力本部は、今後も将来を見据え、陸・海・空自衛隊へ関心を持ってもらう事に「様々なイベント等を通じて企業との連携を深めるとともに、今後も地域との連携を一層強めていく」としている。
 10月23日16時10分『自衛隊号』は宇都宮駅を出発した。