10月5日、航空自衛隊小松基地において、「令和7年度小松基地航空祭」が開催された。
今年はF-35A戦闘機の配備開始後、初めて迎える航空祭だったが、当日はあいにくの悪天候により、本来予定されていたF-2、F-15、F-35の各戦闘機による機動飛行はほぼ中止となった。代わりに、戦闘機や救難ヘリコプターが迫力ある離着陸やフライパスを披露。また、これまでになかった展示として、航空機事故を想定した消火訓練や戦闘機へのミサイル搭載展示、デモスクランブルなども披露された。そして、プログラムの最後を飾る第303飛行隊の展示飛行では、天候の合間を縫って短時間ながら機動飛行を披露し、来場者を沸かせた。会場には約5万5千人の観客が訪れ、基地上空やエプロン、格納庫などで行われた各種展示に魅了されていた。
(表紙・特集)写真/文・桜川 航希氏 Xアカウント
フリーランスのミリタリーライター/カメラマン。
